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エアコンクリーニングよもやま話(随時更新)

★おっさんは汚い?(@_@)★  2017/6/24

久しぶりにこのコンテンツの更新です。

おっさんは汚い?」このタイトルに少々驚いた方もおられるかもしれませんが、これはあるお宅でのエアコンクリーニングにまつわるお話です。

先日、あるお宅でエアコンを5台クリーニングしました。

このお宅は四世代がお住まいで、最高齢は90歳代後半の大おばあちゃん。

そしておばあちゃんとその娘さんご夫婦、そして女子高生のお嬢ちゃんです。

おばあちゃんと娘さんは「きっと大おばあちゃんの部屋のエアコンが一番汚れてるはず」と仰います。

それは、介護ベッドでほぼ一日を過ごす大おばあちゃんのために、365日24時間エアコンは入れっぱなしという理由からです。

でも、女子高生のお嬢ちゃんは「きっとパパの部屋のが一番汚いよ」と仰います。

さて、ここで皆さんにクイズを出します。

皆さんはどの部屋のエアコンが一番汚れている、もしくはカビが多いと思われますか?

あとの二台はリビングと御夫婦の寝室に設置されており、5台とも月に一度程度はフィルターのお掃除をしておられます。

それでは答えを発表します。

汚い順に・・・

1位 女子高生のお嬢ちゃんの部屋 ※埃もカビもこのお宅最大級!

2位 ご夫婦の寝室 ※埃はさほどでもないがカビはかなり広範囲に。

3位 リビング   ※キッチンと同じ空間なので油っ気の汚れや埃が多い。

4位 パパの部屋  ※非喫煙者のパパ、設置年数の割には埃もカビも少なめ。

5位 大おばあちゃんの部屋 ※このお宅で一番きれいな状態です。

 

私自身はこの結果はある程度予測していたので、驚きもしませんが、お宅の方は一様に驚いておられました。

なんの根拠も無しに「おっさんは汚い」という先入観のみで「きっとパパの部屋のが一番汚いよ」と言ったお嬢ちゃんは、「私はパパより汚いの~(T_T)」と・・・

ま、この結果には全て理由というか、原因があるんですが、書くと長くなるので、また次の機会といたします。

早くお知りになりたい方は、ハウスクリーン巴屋にエアコンクリーニングをご依頼ください。

エアコンにカビを生やさない方法と合わせてご説明させていただきます。(^O^)

★お掃除機能付きエアコンの実力★ 2015/8/4

今年も多くのお掃除機能付きエアコンのオーナー様の嘆き落胆される姿を見てきました。

皆さん異口同音に「お掃除が不要と思って買ったのに・・・」と仰られます。


左画像はお掃除ユニットを取り外した状態の某社の熱交換器の惨状です。

びっしりと埃が貼りつき、その埃にカビが生えています。


この画像は某社のフィルター表面です。

お掃除機能によって表面には目立った埃はありませんが・・・・

裏側を見てみると・・・\(◎o◎)/!

フィルターの網目によって裏漉しされたパウダー状の埃がびっしりです・・・(ToT)/~~~


この細かく砕かれた埃がエアコン室内機の要でもある熱交換器やファンに絡みついてしまうのです。


洗浄によって出てきたカビと埃の混合物です。


エアコンはシンプルな機能のスタンダードモデルに限りますねヽ(^o^)丿

★エアコン洗浄スプレー其の二★ 2015/8/4

今年も多くのエアコンをクリーニングさせていただいております。

その中でやはり多く目にするのが、お客様ご自身が、以前に市販のエアコン洗浄スプレーを使用したエアコンの惨状です。

駿河区のM様宅、毎年のように市販のエアコンスプレーを使用しておられますが、吹き出し口やファンはカビで真っ黒です。

汚水受けバケツには真っ黒な汚水が二杯も出てきました。


室外機側のドレンホースへ水が流れていないので、ホース内の詰まりを疑い、ホース出口側からバキュームで吸いだしてみたところ・・・


赤矢印のミミズの死骸のような物、なんだか解りますか?

洗浄スプレーの内容物がスライム化したものです。\(◎o◎)/!

このような物が室内機のドレンパンやホース内に溜まり、冷房時の熱交換器に発生する結露水が室外に流れずに、室内機より溢れ出し、下にあったテレビやPCが被害を受ける恐れがあります。


それでは、今回駿河区のT様にお願いして、モニターとしてエアコン洗浄スプレーの実力を検証することにしてみました。

T様宅のエアコンは日ごろのフィルターのお掃除をまめにやられているようで、使用年数の割には比較的きれいな方です。


先ずは説明書き通りに熱交換器にスプレーしてみます。

ん~む・・・ 圧力が低く、手前にある汚れを辛うじてフィンの間に押し込んでるだけ・・・

室外機のドレンホースからはチョロチョロと申し訳程度に汚水というか廃液が出てきました。

これでスプレーによるエアコン洗浄は終了です。

さて、それではここから当店の高圧洗浄によるエアコンクリーニングを行ってみましょう。

カバー類を外し全体を養生して洗浄液を熱交換器や吹き出し口、その奥にあるファンに万遍なく噴霧します。

スプレーと比べると軽四とフェラーリほどの差がある高圧で水を噴射します。

量的にもスプレーの420ccに対し、30リットル以上の水を使用します。


はい、これが室内機側に出てきた汚水の一部です。

どうですか、エアコン洗浄スプレーで洗浄した後でもこれほどの汚水が出るのです。

 

 市販のエアコン洗浄スプレーの中には芳香剤でカビ臭さを一時的に抑えるものもありますが、時間の経過とともに機内に残った芳香剤や溶液が変質し、さらなる悪臭の素となることも多くあります。

こうなってしまうと、私が洗っても完璧に臭いをとることが出来ないこともあります。

プラスチックやドレンパンの発泡スチロールは臭いを吸着するからです。

プラスチックのお弁当箱で臭いがとれないことがありますよね。

あれと同じです。


いかがでしょう? もうお分かりいただけたと思いますが、市販のエアコン洗浄スプレーと、私たちプロのエアコンクリーニングではこれほどの差があるのです。

人間に置き換えてみれば、ウエットティッシュで体を拭くだけと、お風呂に入ってしっかり洗うのとの差です。

どちらを選ぶかは個人の価値観の差ですが、私としましてはお風呂に入られることをお勧めするしだいであります。m(__)m

★エアコン洗浄スプレー★ 2014/10/9

今年もお蔭様で多くのエアコンをクリーニングさせていただきました。

その中で多く見られたケースをここでご紹介します。

最近ホームセンターなどで安価で売られている「エアコン洗浄スプレー」なる商品ですが、これをお使いになられたお客様が非常に多かったのです。

パターンとしては、奥さんが業者にエアコン洗浄を頼もうかとご主人に相談したところ、ご主人が「そんなの要らない、僕がやってやる!」

で、次の休日にホームセンターで「エアコン洗浄スプレー」を買ってきてシュシュシュシュ~~~~・・・・(@_@;)

はい、奥さんの気になってた臭いは消えました。

しかしよく見ると、シロッコファンにはスプレーの液で溶けたような汚れが残ったままです。

数日経つと以前より臭いがきつくなり・・・

「あのう・・・ エアコンのクリーニングをお願いしたいんですが・・・」

とご依頼の電話がかかってきます。

 

私はエアコンの汚れ方を10段階に分類しております。

その目安となるのは洗浄によって室内機本体から出てくる汚水の色や量です。

一番多いのがレベル5~6ぐらいで、汚水の色はやや透明感のある黒で、量的には汚水受けバケツに八分目ぐらいです。

これがレベル7~8ぐらいになると全く透明感は無く、まるで墨汁のような状態で、汚水上部には色々な不純物が浮きバケツの底にはヘドロ状となり、汚水受けバケツ一杯半ほどの量になります。

レベル9~10となるとこれはもうとんでもない代物で、色は赤黒く汚水上部は泡立ち、汚水受けバケツに2杯以上となります。

汚水受けバケツに溜まる汚水以外に、ドレンホースから室外機側に流れる汚水も合わせると、倍以上の量になります。

平均的な汚れ方のエアコンで、洗浄に要する水の量は30リットルほど、それに最初に噴霧する洗浄剤が1リットルほどですので、30リットル以上、それをエアコン用の高圧洗浄機で噴射してようやく綺麗になるのです。

 

もうご理解いただけたと思いますが、わずか数百㏄の洗浄液とスプレーの低い圧力ではとうてい洗い流すことが不可能なほどエアコンは汚れているのです。

つまり、洗面器一杯のお湯で頭も体も洗うようなもので、石鹸とシャンプーで泡立てただけで、すすぎは全くできない状態ですね。

中には中途半端な洗浄によって手前にある汚れを奥に押し込むだけとなり、ドレンパンの穴が詰まってエアコン本体から水が漏れるといった事例もあり、下にあったパソコンやテレビが壊れたという事例もあります。

正に「安物買いの銭失い」とはこのことです。

 

 

 

 

 

 

エアコンクリーニングについてのあれこれを巴屋店長が本音で語ります。

★低価格の訳★ 2013/10/4

当店ではエアコン洗浄クリーニングを7.500円、キャンペーンなどでは6.900円の低価格でご提供しています。

お客様からお問い合わせいただいた際に「安すぎるけど大丈夫?」とか「他に色々と追加料金が発生するのでは?」とのご質問をいただきます。

エアコンクリーニングの一般的な価格としては、テレビCMなどを流している大手業者で12.000~15.000円前後、中小の業者や私どものような個人業者で10.000円前後といったところでしょうか。

当店でも、昨年までは10.500円でのご提供でしたが、ある日ふと「これって本当に適正価格なのだろうか?」と疑問に思ったのです。

私たちの業界では「エアコンクリーニングは儲かる」とか「利益率が高い」とよく言われています。

一台当たりの実質作業時間は1時間半から2時間、一軒のお宅で複数台ある場合は洗浄用機械設置の手間が省けるため一台当たりの作業時間はさらに短縮されます。

仮に一軒のお宅で4台洗浄すれば、要する時間は概ね5時間半ほど。

料金の大半は「技術料」で、それ以外にガソリン代や洗浄剤・養生器材・機器償却費・保障のための保険料などの経費は必要ですが、これらを差し引いても、たしかに利益率の高いメニューであることは事実です。

もちろん年がら年中絶え間なくエアコンクリーニングのご依頼があるわけではなく、業界ではどちらかといえば夏場中心の季節商品的なメニューとして位置付けられているため、他のメニューに比べると時間当たりの料金が高めの感があります。

 

でも当店ではエアコンクリーニングは通年商品であると考えます。

エアコンクリーニングのご依頼は毎年6月ごろから増えだします。

これは初夏の冷房使い始めや梅雨明け後の暑さの本格化の際に、カビ臭や異臭が気になることがご依頼理由の大半で、梅雨明け前後をピークとして、冷房を使わなくなる9月中旬でほぼ落ち着くといったパターンです。

 

ほぼ100%のお客様が、エアコン内部のカビや埃の多さに驚かれ、洗浄で出てきた汚水の汚さに後ずさりされます。

そして、作業前と後の風量の違いや風のさわやかさ、冷え方の違いに驚かれます。

カビやダニの死骸等のアレルギー物質を高圧洗浄によって洗い流し、健康面でも大きく寄与します。

このようにエアコンクリーニングは実に費用対効果が高く、ビフォー・アフターの差が歴然とした超お勧めメニューなのです。

ところが、やはり一万円以上といった料金はお客様にも大きな負担となり、ホームセンターなどで安価で売られている「エアコン洗浄スプレー」などのご使用によって、水漏れやカビ・異臭の増加といったケースを多く見てきました。

そこで当店では、一人でも多くのお客様にエアコンクリーニングの実際の効果を知って頂くために、右に習えの感が強かった価格を思い切って見直したのです。

価格を下げたからといって内容は落としません。

逆に店長自身の経験の蓄積や技術の向上によってサービス品質は進歩を続けます。

「安かろう悪かろう」ではありません。追加料金もいっさいかかりません。

どうか安心してご依頼ください。

 

★エアコンと空気清浄器★ 2013/10/4

近年は花粉や黄砂に混じった中国からの有害物質のためか、空気清浄器をお使いのご家庭を多く見かけます。

先日こんなことがありました。

エアコンクリーニングのご依頼の際に「エアコンを入れると空気清浄機が全開運転になる」とのことです。

おうかがいして確認すると、エアコンを切っている段階では静かに動いている空気清浄機が、エアコンのスイッチを入れた途端にたしかにフル回転します。

エアコン内部を確認してみると、カビはもとより、幹線道路の交差点に面したお宅なので、エアコンの汚れがそうとうひどい状態になっています。

お部屋でペット(リクガメ)を飼っておられるので、中性の液体石鹸を使って二回に分けて洗浄しました。

真っ黒な汚水がバケツに二杯。

乾燥後にエアコンを元通り組み付けてスイッチON!

空気清浄器はフル回転することなく、静かに回り続けていました。ヽ(^o^)丿

 

エアコンは空気清浄器の6倍以上の空気を取り込んで排出しますので、単純に考えれば6倍汚れることになります。

つまり、汚れたエアコンを設置した部屋で空気清浄器を回しても意味が無いということになります。

その上、エアコンは設定された温度にしようと頑張り、空気清浄器も空気を濾過しようと頑張り、結果として電気代が跳ね上がります。

せっかくの空気清浄器を活かすためにもエアコンは綺麗にしておきたいですね。

 

 

 

 

 

★私のミス?★ 2013/10/4

当店では年間そこそこの台数のエアコンをクリーニングするのですが、ごく稀にトラブルが発生することがあります。

8月にこんなことがありました。

お掃除機能付きのエアコンなのですが、設置されている場所がキッチンのシンクの真上、レンジフードのすぐ隣といった、エアコンの設置場所としては最悪の場所です。

ただでさえ構造が複雑なお掃除機能付き、内部の汚れ方は「これがエアコンか?」と思えるほどひどいものでした。

まるでレンジフードかと思うほど油汚れが酷く、そこに大量のホコリがまとわりついて、本体からは油が滴っております。(@_@;)

アルミフィンはほぼ目詰まりし、ファンもただの丸太状態です。

当然冷えません、臭いも古い天ぷら油のような匂いがします(@_@;)

4時間半かけて徹底的に洗いました。はい、洗いましたとも・・・

「落としてなんぼ」です!

お客さんもとっても喜んでくださいました。ヽ(^o^)丿

 

で、数日たってそのお客さんから「あのぅ・・・ あれから水が漏るんですけど・・・」とのご連絡が・・・\(◎o◎)/!

通常水が漏るとなると、ドレンパンの排水穴や排水ホースにゴミや汚れが詰まっているのが原因となることが多いんですが、そのあたりは抜かりなく作業をしたはず・・・

とにかく再度うかがってチェックをしてみたところ、たしかに本体左側から1分に一滴ほど水が垂れます。

カバー類を外して調べてみても不具合は見つかりません。

しかし、私の作業後に発生したことは事実ですので、お客さんには丁重に謝って、メーカーに点検と原因の特定・修理を依頼しました。

翌日サービスマンから連絡が入り「水漏れの原因は熱交換器裏側の配管への断熱テープの巻き数の不足による結露です」とのこと・・・・?

へ? それって私のやった作業とは無関係の部分ですよね。

サービスマン氏の話によると「この機械は設置したのが5年前の秋なので、設置した年は冷房を使わずに、暖房から使い始めたと思われます。 そして翌年冷房を使いだすまでに油煙とホコリをたっぷりと吸込み、それが配管にも付着して断熱テープの代わりをしていたと思われます。 それを今回きれいさっぱり洗い流したため、本来の性能が発揮されたことによって、元々断熱テープの巻き数不足であった配管が結露したことが原因です。 つまり設置時の業者のミスと言えます」との嬉しいお言葉ヽ(^o^)丿

規定通りに断熱テープを巻きなおして水漏れも止まりました。

お客さんも納得してくださり、私も自分のミスではなかったことに胸をなでおろしたというお話でした。

 

 

 

 

★お掃除機能付きはお掃除できない?★ 2013/10/9


最近はお掃除機能付きのエアコンがよく売れているようですが、今回はこのお掃除機能付きエアコンに関して、私が感じたことをストレートに書いてみます。

 

お掃除機能付き」というと、まるでエアコンクリーニングが必要ないように思われる方がほとんどだと思います。

実はこれはとんでもない間違いなんです。

ある意味、錯覚と言っても良いかもしれません。

つまりそこがメーカーの「思うつぼ」みたいなもんで、結論を先に言ってしまうと「お掃除機能付きも汚れる」ということです。

「でも、お掃除機能が付いてれば汚れないんじゃないの?」と思われるのも当然なのですが、メーカーの広告や取説には「フィルターを自動でお掃除します」的なことがかなり控えめに書いてあります。

そうです、ダイエット食品やダイエット器具の広告に、小さく「効果には個人差があります」みたいなただし書きがあるように・・・

つまり、自動でお掃除と言ってもフィルター部分だけなんです。

本体内に組み込まれたブラシでフィルター表面のホコリを掻き取るだけなんです。

一般的なエアコンのフィルターは、月に一回程度は自分で掃除が必要ですが、この時は掃除機で吸い取ってから水洗いとかしますよね。

ブラシでこそげとるよりも数段綺麗になるわけです。

 

先日あるお宅でエアコン4台のご依頼がありました。

全て通常タイプのエアコンですが、このお宅にはもう一台お掃除機能付きがありまして、お客さんは「これは一番新しいし、お掃除機能付きなんでクリーニングは必要ないでしょ」と仰られます。

私は「いや、念のために見てみましょう」とフロントカバーを開きました。

フィルターは埃だらけで、その奥もかなりひどい状態が目視出来ました。

お客さんも驚いて急遽この機械もクリーニングすることとなりました。

 

熱交換器の手前にあるお掃除ユニットを取り外すと、アルミフィンにはびっしりと埃が貼りつき、その埃にカビまで生えています。

お客さんご自身が定期的にフィルターをお掃除されていた通常タイプの4台よりもはるかに汚れており、画像にはありませんがお掃除ユニットそのものも酷い汚れとカビでした。

メーカーや機種によってある程度の差はあるようですが、これまで私が見てきた限りでは、お掃除機能付きの安心感からか、ほったらかしで使われた機械が多く、概ね通常タイプのほうがコンディションは良好でした。

仕事仲間ともよく話題になるのですが「お掃除機能付き」って、ほんとメリットが少ないですね。

お掃除機能では熱交換器のアルミフィンやシロッコファンは掃除することが出来ないことを、もっと大きく表示するのがメーカーの良心であると思うのは私だけでしょうか・・・?